2010年、フィロマンドリーネはドイツ演奏旅行を行いました♪
part1は…、
2010年5月29日、キードリッヒにて、ヘッセンオーケストラとの合同演奏会編です。
【ドイツ演奏旅行part.1(前編)はこちら!】
◇◇◇
いよいよ本番。ドイツで初めての演奏会。まずは合同で、ケルベラー氏のVishnuから。
Vishnuとは、ヒンドゥー教の神で、三位一体論では3つの最高神の1つで、世界を維持する役目があるとされる。
白い大きめの法衣のような衣装のケルベラー氏。まるで自身がVishnu神であるかのようだ。
冒頭。ただでさえ長身なケルベラー氏が、腕を一杯に振り上げ、タクトを振り下ろす。
宇宙の始まりの大爆発を感じさせるフォルテの1音で、聴衆も、そして奏者も、この曲の世界に引き込まれていった。
続いてはフィロマンドリーネ単独でのステージ。演奏曲目は次の通り。
・舞踊風組曲第1番(久保田孝)
・亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
・ロマン的間奏曲(カペレッティ)
・G線上のアリア(バッハ)
いずれもフィロマンドリーネの、そして久保田氏得意のプログラムで、マンドリンの美しさや可能性を十分に聴かせることができる曲目である。
あまりトレモロを多用しないドイツのツプフオーケストラの聴衆に、フィロマンドリーネの巧みなトレモロ奏法と、高度な表現力、そして久保田氏の味わい深い音楽は、どのように聴こえるのだろうか。
パヴァーヌを演奏した辺りから、会場全体の雰囲気が変わっていったのを感じた。
次はどんな音楽を聴かせてくれるのかね?と、会場の興味、期待がどんどん高まっていた。
そんな中、単独ステージ最後に、聴衆皆が好きであろうバッハとは粋である。
プログラム最後は再び合同演奏で、久保田氏指揮による、幻想曲第1番。
リハーサルではしきりに、「パウゼ!パウゼ!(休め)」と何度も指示のあったクライマックスのコーダ。
効果的な緊張を生む休符だが、演奏者のボルテージは上がり、気持ちが先走り、どうしても早く入ってしまうのだ。
久保田氏は全身を使って、オーケストラを懸命にコントロールする。
本番では全員が心を合わせ、一瞬の空白が、ものすごい緊張感を作り出していた。
曲が終わり、指揮者が手を下す。
全ての緊張を解くと、聴衆からは待ってましたとばかりに、スタンディングオーベーションでの拍手喝采であった。





0 件のコメント:
コメントを投稿